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富士山麓みはらし広場

富士宮市、富士市、沼津市、三島市、裾野市、御殿場市、清水町、長泉町、小山町など、静岡県側の富士山をぐるっと取り巻く町の話題と富士山情報をお届けします。

<折々の富士>と<富士山情報>を掲載しました!
季節ごとに表情を変える富士山の素顔を<折々の富士>として
写真で紹介します。壁紙としても使用できます。
みなさんからの富士山情報もお待ちしております。富士山に登ってきたよ・・・など富士山に関するお便りをお寄せください。
<お便り送信>のボタンをクリックしてメールを送信してください。写真の添付もOKです。このページでご紹介します。
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グ ラ ン ド ワ ー ク 三 島 (三 島 市)
 富士山の伏流水が町のあちらこちらから湧き出る「水の都・三島」ですが、一時は上流地域の開発で出来た工場などでの地下水の利用が増加し、富士山からの湧き水が減少しました。そのため湧水池や湧水河川が枯渇し、豊かだった水辺自然環境も消滅の危機にさらされました。
 1992年9月、「水の都・三島」の水辺自然環境を取り戻そうと、三島市内の8団体(三島ゆうすい会、三島ホタルの会、三島青年会議所など)が一堂に会し、「グラウンドワーク三島実行委員会」を結成しました。グラウンドワークは1980年代に英国で始まった実践的な環境改善活動です。「グラウンドワーク三島」は、日本で最初に英国のグラウンドワーク手法を導入して、市民団体が中心となり、三島市や企業の協力のもと、三者による新しい地域総参加の環境改善活動を進めてきました。1999年10月14日にはNPO法人格を取得し、現在では20の市民団体が関わっています。
 市民・行政・企業の協力関係からお互いの信頼関係が生まれ、まちづくりも目に見えて活性化されていきました。現在、梅の花のような白い花を咲かせ、きれいな水でしか生息しない水中花の梅花藻(バイカモ)が見られる「三島梅花藻の里づくり」や、「花とホタルの里づくり」「湧水の歴史を語るミニ公園」「フラワー通り演出」等、約30のプロジェクトが進行しています。
 市内を流れる水路の周辺も整備され、いくつかの憩いの場が設けられ、市民自らの手で作った住みよい町が出来あがりつつあります。まさに新生「水の都」の再生です。
 こうした取り組みが評価され、2006年度「あしたのまち・くらしづくり活動賞」の内閣総理大臣賞(まち・くらしづくり活動部門)を受賞しました。
 2007年にはグラウンドワーク三島がスタートして15周年目を迎え、さらに新たなる社会的役割を担うための先進的・革新的な活動に取組んでいます。また、富士山のし尿問題を解決した環境バイオトイレについての海外展開に取組み、アメリカヨセミテ国立公園に、アメリカで始めて、このバイオトイレを設置するとともに、環境悪化と水質汚染に悩むカンボジアアンコールワットにも、バイオトイレを実証実験用として設置する活動を行っています。
 本文の一部は「NPO法人 グランドワーク三島」のホームページから引用しました。


富 士 山 ト ン ボ 池 の 会 (御 殿 場 市)
 富士山周辺にはトンボ類の生息環境である池や沼、湿地などがほとんどありません。御殿場市は標高500mを越える地域が多く、温暖な静岡県にあっては比較的寒冷な地域です。富士山トンボ池の会では、この地域に止水域があったら、どのようなトンボ相が見られるのか実験するために、1999年から御殿場市役所環境課との協働により、御殿場市に4ヶ所のトンボ池を造成しました。(以上、富士山トンボ池の会発行のパンフレット「御殿場のトンボ」から抜粋)
 平成17年10月27日〜30日の4日間、御殿場市の高根中郷館で「守ろう、育てよう!御殿場のトンボ・全国のトンボ」というテーマでトンボ展が開催されました。会場で富士山トンボ池の会・事務局の伊藤美佐子さんから説明をしていただきながら、様々な種類のトンボを撮ったきれいな写真や、標本を見てきました。トンボの幼虫の生きているヤゴもいて、その中の1匹が脱皮したらしく、ヤゴのぬけがらを初めて見ました。
トンボ展会場
 富士山トンボ池の会は日本蜻蛉学会会員の加須屋真さんを会長に、65名ほどが会員で、皆さんボランティアで協力し、子供たちも一緒に家族で参加している方もいるそうです。
 トンボ池の会は地元の人や会社から休耕田や空き地を提供してもらい、トンボ池を中心とした里山の自然を復元する活動をして、これまで4つのトンボ池を造ってきました。そして自然にトンボが飛来するのを見守って、現在、46種類ものトンボが観察されたそうです。会では観察会のほかにも、撮影会やトンボの名所巡りなどもやっているそうです。「トンボ展」では今年の夏休みに小学生や、中学生たちが、トンボ池で生き生きとトンボを追いかけ、観察している様子も紹介されていました。
ヤゴが生息する環境は、きれいな水を好むもの、少し汚れた水を好むもの、汚れた水を好むものと、トンボの種類によって違うという話にはチョット驚きました。池の環境も呼び寄せたいトンボの種類によって変えるのだそうです。
 富士山トンボ池の会への入会申し込みや、問い合わせは下記の事務局までお願いします。
    〒412-0026 御殿場市東田中2112-4 TEL/FAX:0550-82-1624(伊藤)
トンボ池 トンボの標本


田 貫 湖 (富 士 宮 市)
ダブルダイヤモンド富士
 田貫湖(タヌキコ)は毎年4月と8月に、富士山山頂から朝日が昇るダイヤモンド富士が見られる所として、写真家に人気の撮影ポイントです。富士山の姿が湖面に逆さ富士となって映るので、風が無ければダブルのダイヤモンド富士になります。 周囲4.5Kmの湖畔は遊歩道として整備されていて、4月中旬の桜から、四季折々の草花や紅葉を見ながら散策できます。7月上旬にはホタルが飛び交う光景を見ることもでき、周辺にはキャンプ場やバンガローなどがあるので、バーベキューや釣りを楽しむことが出来ます。
  湖近くの「田貫湖ふれあい自然塾」は環境省が進める自然学校の第1号で、自然とのふれあいに重点をおき、自然体験のためのビジターセンターおよび宿泊施設を併せ持つ施設です。自然体験を通じて、自然を楽しみ、学ぶことから、環境保全への関心を高め、それを日常の行動に結びつけることができるよう、さまざまな自然体験プログラムを展開しています。
 湖畔には「休暇村・富士」もあり、大浴場から富士山を見て、のんびりと宿泊しながら、豊かな自然を存分に満喫できます。
 また、天子ヶ岳や長者ヶ岳の登山口があり、標高1,330m程の山頂まで、手軽にハイキングを楽しむこともできます。登山口から次第に高度を上げていくと、雄大な富士山が間近に迫ってきます。山頂付近から紅に染まる富士の朝焼けを見るのも格別です。
田貫湖からの富士


富 士 山 こ ど も の 国 (富 士 市)
 富士山こどもの国は富士山麓の標高800〜900mの所にある大きな冒険遊び場です。広さは東京ドームの18個分もあります。ジェットコースターやフィールドアスレチックスなどはありませんが、雄大な富士山をバックにして、子どもたちが自由にのびのびと豊かな遊びを展開するための大きな自然があります。大地と自然が遊具であり遊びの素材である公園です。
 ここには子供たちが考えた「思いっきり遊び宣言」があります。
ぼくたち、わたしたちこどもは、「富士山こどもの国」で思いっきり遊びます!
だから大人たちは−
 ひとつ、服をよごしてもおこらないこと!
 ひとつ、「なになにしなさい」といわないこと!
 ひとつ、「はやくしなさい」といわないこと!
 ひとつ、「あぶないからやめなさい」といわないこと!
 ひとつ、こどもの話をよく聞くこと!
以上5つ、よろしくお願いします。    平成11年4月26日  こども代表
 詳しくは富士山こどもの国ホームページをご覧下さい。



愛 鷹 山 塊 (富士市・沼津市・長泉町・裾野市)
愛鷹山塊
 愛鷹(あしたか)山塊は富士山の南に位置して、富士市、沼津市、長泉町、裾野市にまたがっています。上の写真は南東の方角に当たる三島市から見た富士山と愛鷹山塊です。地元では愛鷹山塊の全体を指して愛鷹山(あしたかやま)と称していますが、9つのピークからなる山群で、最も高いピークは越前岳の1504メートルです。御殿場側から見ると、2番目に高い位牌岳(1458メートル)と双耳形をしていて、まるでキティちゃんの耳のようにも見えます。
 越前岳の山頂からはほぼ360度の視界が開け、東に丹沢から箱根の山々、南に駿河湾、西に南アルプスの山並み、そして北には広大な裾野を広げた富士山の姿がドーンと大きく見えます。標高800メートル以上の山域には、ピンク色の愛鷹ツツジや白いアセビ、ヤマボウシなどの花々が季節毎に咲き、登山者の目を楽しませてくれます。
 山域には登山の初心者から上級者までの様々なコースがあり、一年を通してどの季節に訪れても楽しめます。山中でカモシカに出会ったこともありますが、いろいろな動物や鳥を見かけることもあるでしょう。一部難所があり、縦走をする場合や、冬に雪が降った後などは、膝上まで雪が積もる場合があるので注意が必要です。


柿 田 川 湧 水 (清 水 町)

 柿田川は駿東郡清水町に位置する国道1号線の真下から、突如として湧き出ている川で、富士山麓に降った雨や雪が、富士山の噴火によって流れ出た溶岩流に染み込んで、伏流水となって流下し、この地で大量に湧き出ています。川幅は広い所で100メートルにおよび、長さ1.2キロメートルの清流となって狩野川に注ぎます。
 その湧水量は東洋一と言われ、展望台からは砂を吹き上げて勢いよく湧き出る様子を見ることができます。
  その水は全国の「名水100選」にも選ばれたほどの清流で、周辺市町村の生活用水として使われる他、工業用水、農業用水としても利用されています。また、一年を通してほぼ一定の水温であるため、渓流に棲む鮎やアマゴなどの多くの魚が生息し、それを狙っているカワセミやヤマセミなどのめずらしい鳥を見ることができます。
 水中では梅の花に似た花を咲かせることから、「梅花藻」という名がついたミシマバイカモが、川の流れにゆらゆらと揺れています。普通、バイカモの花期は5月から9月頃ですが、ここでは1年中花を咲かせています。
 これらの美しい自然がいつまでも見られるように、私たち一人ひとりが、身近なところから気を配っていかなければならないですね。
 詳しくは清水町の公式ホームページまたは柿田川みどりのトラスト公式ホームページをご覧下さい。

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